トンガリ’97

とあるチャーハン王

小2・放尿事件編

小学2年生。

陽気なキャラクターであったTくんが沖縄へ転校した頃だと記憶している。

自分自身も転校経験はあるが、逆の立場になり初めてクラスメイトが1人減る哀しみを知った。特に彼には何か似たようなもモノを感じていたからだと思う。

ゲームに関してこの頃から本格的にプレイし始めた。

小2はポケモンのルビーやエメラルドかな。小さい頃に純粋な気持ちで進めていくポケモンは格別におもしろかった。ゲーム時間も制限されていたため、深夜、母親が寝静まった頃にこっそりとゲームボーイアドバンスSPを開いて楽しんでいた気がする。イケないことをしてドキドキしている感覚も新鮮であった。

 

友達もでき、公園で友達と遊ぶといったことも覚え始めた。

最も記憶に強くある事件が1つある。

ある日、友達2人と公園で遊んでいた。夕方くらいだったと思うが、Wくんが木に目掛けて立ちションをし始めたので、僕も続いて立ちションをした。

するとなんということであろうか、気付いていないKくんが僕が放尿をしている木の根元へ頭を滑り込ませてきたのである。(後で聞くと泥団子を作っていたらしい)

結果、彼の後頭部へ尿を放出してしまった。

勢いはとどまることを知らない。だいぶかかったはずだ。

彼は慌て、急いで水道水で洗っていた。

お前んちでシャワー浴びさせろと言われたが、汚いこいつを神聖な僕の家に入れるわけにはいかない。母親も5時過ぎにパートから帰ってくる。怒られたくないので断った。

案の定次の日、担任の先生へチクられ怒られる羽目になったのだ。

未だに納得がいかない。

母親がKくんの家へ電話をし謝罪をしていた。大変申し訳ない。

いじめなどでやられた側はずっと覚えているというが、この事件に関しては加害者である僕がずっと今でも覚えている。もしかしたらKくんは忘れているかもしれない。

いや、僕が被害者である。

14年ぶりに判決を決めたいところである。

2年生の記憶はこの事件で上書きされてしまい、ろくな思い出はない。

 

小3へ続く。