トンガリ’97

とあるチャーハン王

懐かしのゲームソフト、自慰への目覚め。

小学3年生、確か夏休みだったと思う。

例年通り僕は1人でおじいちゃん家へと帰った。

この時期にDSで夢中になっていたゲームソフトが、、、

 

 

そうそう、これだ。

探してみるとすぐに見つけることができた。

パッケージを覚えている。

右側に位置する音の四人衆が個性的なキャラなのである。

 

DSに関しては恐らく25~30近くのゲームをプレイしているが、全て覚えているわけではない。このゲームには特別な思い入れがあるのだ。それ故に記憶が蘇った。

 

何を隠そう、僕はこのゲームでオナニーを覚えてしまったのである。

 

このゲームの難易度は高い。年齢的な問題もあるだろうが、タッチペンによる操作や武術・忍術のコマンドが当時の僕には難解であり、中盤のボスを倒すのも一苦労である。

しかし、熱中した。

 

いよいよラスボス・大蛇丸(おろちまる)の登場である。

 

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こいつが無茶苦茶に強いのである。

いまだに性別はわからない。

 

僕はおばあちゃんちの和室でうつ伏せになりプレイしていた。

ラストの章は途中セーブがないので、

1度負けるとまたステージの最初から始めなければならないのが腹立つ。

 

地道に大蛇丸のHPを減らしていく長期戦。

主人公のナルトの覚醒ゲージが溜まると一定時間強くなるのが頼みの綱。

しかし、覚醒するためにこちらはタッチペンをひらすらにぐるぐると高速で回しナルトを応援しなければならない。これが大変疲れる。

30回以上の挑戦の末、勝利が見えた。

大蛇丸のHPがあとわずかである。

 

心拍数が上がる...

胸の鼓動が早まっていくのが自分でわかる。

 

やっと倒せる...

 

やっと...

 

 

ビクンッッ...!!

そのとき下半身に衝撃が走った。

ヴッッ...

僕の陰部がじわじわと快感を得ているのである。

心拍数は余計に上昇していく。

 

妙な気持ちに包まれた。

何がなんだかわからない。

 

そう、僕は大蛇丸をあと少しで倒せる興奮のあまり気分が高揚した上に、身体をうねうねと動かし、陰部を畳にこすりつけていたのである。

 

ふぅ...

当時は分からなかったが、

小学5年生になり、僕はあのとき無意識に自慰行為をしていたのだと知った。

 

射精こそしていないが、

イク感覚を知った小3の夏。

 

相手は大蛇丸であった。

 

ありがとう大蛇丸

 

 

 

P.S. 大蛇丸は男であった。