トンガリ’97

とあるチャーハン王

小4ー熟女巨乳編

この世に生まれて10年目の年。

2分の1成人式なんてのを学校で開いた気がする。

小4~小6にかけての時の流れは楽しかった。

最高にキラキラとしていた。まさに黄金期である。

過去に戻れるとしたらこの時期を選択するかもしれない。

悩みもなくて、ひたすらに遊ぶことだけを考えていた。

自分にとって唯一の悩みといったら月1で回ってくるクラスの日直当番くらい。シャイなのでみんなの前に立つのが嫌いだった。ちっぽけで可愛い悩みである。

 

仲のいい友達もたくさんできた。

小4だとTくんとよく遊んでいたかな。

一時期、毎日のように放課後に待ち合わせて近所の川、というより水路と言ったほうが正しいか。そこでザリガニ釣りをしていた。

自然と触れ合いながら遊ぶ楽しさを見出した。

たまにナマズも出現する。見れたらいいことあると自分に言い聞かせていた。

ちなみにこの川に1度落ちたことがある。穴に入り込んだザリガニを手を伸ばして取ろうとし、頭からダイブ。全身浸かった。衣類を脱いでその辺で乾かした。

その日の夜、母親とラーメンを食べに行ったがまだ乾ききっておらず、「なんか臭い」とひとこと言われた。川で遊んでいて落ちたなんて言ったら怒られるので、なんとかごまかした気がする。バレなくてよかった。

 

その水路の近くにナゾミセという愛称で知られる駄菓子屋さんがあり、

そこでザリガニのエサとなるスルメやさきいかを買っていた。

店主は50過ぎくらいのおっちゃん。

目つきが悪く、見た目は前科持ちである。2人くらいヤっていそうだ。

店に入るとラジオから競馬の中継がいつも流れていた。

万引き防止のためか近隣の小学校の電話番号がレジの近くに見せびらかすように書いてあった気がする。

カードパックも売っていて、遊戯王のパックを初めてここで買った。

遊戯王は周りの友達の影響で小4の頃始めた。

150円のパックに期待を寄せながらピリッと破く高揚感は忘れられない。

初めて買い当てたカードの中には「ディアン・ケト」という豊満な熟女がいた。

 

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たいへん巨乳である。

当時9歳の僕には刺激的だ。

 

ナゾミセからチャリで5分ほど

ハチヨネと呼ばれる大きい駄菓子屋さんがもう1つあった。

おそらく夫婦で経営していて、家の1階のスペースを売店として使っていた。

80過ぎのじいちゃんが店主だが、僕はこいつが嫌いである。

20円くらいで買えるおみくじを買い、50円だか当たったので今度使おうと財布にしまったところ、このじじいに「見せなさい、持ち帰って小細工するんでしょ」と難癖つけられたのである。

訳がわからない。

ご存命か知らないが、自ら地獄逝きを志願してもらいたい。

 

僅かな小遣いを考慮しながら駄菓子を選ぶのは楽しい。

サワーペーパーだっけ、頭の悪い味がするおかしが好きだ。

全国的に見ても、いまもある駄菓子屋は希少だろうから保持してほしいなあ。

 

駄菓子屋をみつけると少年時代を思い出し、

ついノスタルジーに浸るのである。

 

長くなってしまうので一旦切ります。

小4-〇〇編へ続く。